●第五回●

 渡辺 浩史

『 結婚式について
                      
[2004.6.5]

 先月、4月29日の緑の日に32歳にして、ようやく結婚することができました。大勢の(社)中条青年会議所の方々にご出席していただき誠に有難うございました。
 結婚式というのは非常に体力のいるものだなぁと痛感したとともに、式を終えた今、ようやくその準備からやっと開放されたという安堵感でいっぱいです。結婚式の準備期間としては、結納後、約半年間あったのですが、「式までは半年もあるから大丈夫」という、まったくもって私の悪い性格が出てしまい、後半の3ヶ月間の忙しさったらなかったです。
 一番時間がかかったのが花嫁の衣装選びで、この和装、ドレス選びが非常に時間のかかるものでした。結局、全部選び終わったのは4月中旬でした。ちなみに私の衣装は衣装選びをしたその日のうちに全部決まりました。
 既婚男性の方なら経験済みでしょうが、このドレス選びっていうのが本当にツライ。花嫁の方はいろんなドレスを着ることができて楽しいのでしょうが、花婿の方は何もすることがない。ただ花嫁が着替えるのを待っているだけ。あまりにも退屈な週末を毎週のように過ごしてしまったので、「これじゃイカン」と思い、3月にはいる頃には、花嫁より私の方がウエディングドレス選びに店内を駆けずり回っていました。又、その合間に、ホテルとの打合せ、料理、引出物、その他いろいろ決めなければならないことがたくさんありすぎて、かなり険悪な雰囲気になったことも事実です。「こんなことで大丈夫なのだろうか」と、当日の朝までかなりナーバスになっていました。
 そのような状況で式の当日を迎えた訳ですが、まさにあっという間の一日で、ホテルの挙式・披露宴担当の方に手取り足取り、何も考える暇もなく、まるで親に手を引かれる出来の悪い子の様にあっちに連れて行かれ、こっちに連れて行かれていました。あとで親や親戚からは「長い披露宴だったね」と言われたのですが、私たち2人の感じたところでは本当にあっという間でした。
 当日、披露宴で怪しげな踊りで会場を沸かせてくれた友人の方々、どうもありがとうございました。親や親戚からの評判はとても良かったです。それと、睡眠時間を削って夜遅くまで二次会の準備をしてくれた2人の友人にも感謝しています。それと、当日強烈に印象に残ったことがひとつ。二次会終了後、新婚旅行に旅立つ中条駅のホームでドアが閉まった後、追いかけてきてくれた方々の中で、一番最後まで全速力で、しかも物凄い笑顔で追いかけて来てくれた理事長。「理事長そこまでしなくても・・・」という想いと同時に、「あぁ、これでこそ理事長なんだ・・・」という想いで大変感激し、あの時の光景は、一生まぶたに焼き付いて忘れることが出来ないでしょう。本当に皆様のおかげで一生忘れられない一日となりました。どうもありがとうございました。